
さて、佐賀名産「真蟹漬」(まがにづけ)
この珍味、いわゆる塩辛の一種ということなのだが、最初、殆どの人が「むむっ」と引くに違いないと思われます。


原材料はシオマネキがにと塩、唐辛子。栞の表記は「かにつけ」食べた印象などから言うと、「がにづけ」と気合いを入れた言い方がふさわしい。
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で、とりあえず瓶から皿の上に移してみた。
得体の知れないもの、としか言いようはないのだ。
瓶から出した過程を知らなければ、かなり悩むことになると思うし、食べろといわれれば罰ゲームに近い。


分りやすくするために広げてみたつもり。何となく、蟹の手足らしきものが散乱していることに気付く筈だが、案外分りにくさに変化はなかった。まあ、この色ですからネ。

この食べ物の歴史は万葉集にも歌われているというから相当古いようだ。シオマネキは・地方名(方言)マガニ、マガネ、ガンツケガニ河口域の泥質の干潟に住み、真紅の大きなはさみを右手に、小さなはさみを左手に持つ。
有明海の他、紀伊半島、四国の一部、瀬戸内海、などに生息。有明海沿岸の漁家や農家では、古くから「がん漬け」(「がねつけ」とも呼ぶ)を作って日常のおかずにしていたらしい。腹をとり除き、すり鉢の中ですりこぎで丸ごと叩いてすり潰し、塩、唐辛子で味を付け、1週間から数週間で出来上がり。

この散乱している足の部分は柔らかく「ガシガシ」と音を立てて食べる。
塩辛の一種だから、当然塩辛い。
そして(唐辛子入り)辛い。
よく見ると、蟹の爪などが見えると思う。普通は、このように皿の上にぶちまけて食する人はいないと思う。何かの残骸のようで不気味。
惣菜にしたり、うどん、味噌汁などに入れると美味であるばかりか、食欲増進、疲労回復に効果があると説明には書いてある。ホテル・ニューオータニでは、すりつぶしてペースト状になったものを出してくれた。ま、基本的には酒の肴ですネ。
そのまま食していて、「ウーン、美味いかも」と調子に乗っていると「グキッ、アゲッ」と逆襲を受けることになる。
注意。
下を見よ。

「つーうっ、硬い」
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03 8/21