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2006年 11月15日 James Taylor
某メディアに掲載された写真をイラスト化。
自身考案したドラムマシンで練習するジェイムス・テイラー。
どうやって駆動しているかは不明だが、かなり大きい木製の物のようだ。

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記事では、「ジェイムスはエレクトリックにもヒップホップ・リミックスにも走らず、チップ内蔵のリズムマシーンであれば簡単に出来るものを、このようなのものを作ってしまった。」と半ば呆れ顔。
ジェームスによれば、いわゆるbits and bytesで作られる疑似サウンドではなく、アナログな響きを求めたものらしい。
実際、スネアドラムとシンバルにスティックがセットされているのが分る。回転式でフィンとバーが複雑に入り組んでいる。
サンプリングされた音ではなく、シンバルもスネアも本物が鳴る仕掛け。
The One Man Band performances は彼のスタイルでもあるわけだが、弾き語りではなく、これこそが本当のワンマン・バンドだとも言える。
普通のドラムマシーンを使って、スピーカーから出てくる音と共演するのもあるが、これはとてもやりにくい。
音は空気を伝わってくる立体的なものなのに、平面的に響くものだと、どうしても平べったく実体のないものになってしまう。
ジェームス・テイラーは、そこを避けたかったらしい。
おかげで、ソロとしては初めてエレキギターを弾いているんだと、彼は嬉しそうに語っている。
彼は1968年にファースト・アルバムをアップルレコードの専属契約アーティストとして録音。その時、ビートルズはいわゆる「ホワイト・アルバム」を製作中で、スタジオを共有しながら録音したと語っている。その後、アメリカで活躍したのだが、その頃のことは特別な思い出のようだ。
彼は、今までの曲を新しい感覚で演奏出来る予感に喜びを隠せないようで、新しいマシーンもその延長上にあるのかも知れない。ホーンや歌手を引き連れての12人編成のバンドでのツアーは大変で、経済的な問題も含めて行ける場所も限られてくる、と言ってはいるが、このピアノよりずっと大きい彫刻物を持ってツアーってのも大変そうだ。
これを持って来日してくれれば嬉しいが。