
このところの暑さもあって、めっきり減ったベランダ訪問猫達。
ま、縄張り意識に目覚めたパスタが恐ろしい剣幕で追い返すこともあるのですが、、、。訪問猫の乱暴者(猫)に何度か虐められてからと言うもの、俄然神経質になられたようで、顔なじみのチビでさえも怯える始末。そんな事は知ったことではない風のみかんは毎日セッセセッセと何処かにお出掛けになり、遊び疲れて帰ってくると必ず一声「ナー」。
どうやら「ただいま」らしいのです。
ある日、閉めた窓の外に不審な動きを見せるみかんの姿。お早い御帰還に「はいはい」と窓を開けようとすると、何かくわえているようなのです。
まさか、ネズミでも?
恐る恐る窓を開けて「おい、みかん、何を持ってきたんだ」と言った途端「バサバサ、バサバサ」と部屋の中に飛び込む鳥!!
唖然呆然、一瞬にして固まる私とパスタ。慌てて逃げ惑う鳥、大変だってんで追いかける私。突然の来客に喜びはしゃぐパスタ。ここかと思えばまたあちら、鳥と一緒にダアーッと移動する3名。それこそ上を下への大騒ぎでした。
やっと捕獲して、外に放す前にとりあえず記念撮影が下の写真。御無事で何よりでした。
猫はさすがです。生け捕りできる敏捷さをみかんが備えていたとは驚きですが、捕獲された方はどんなに恐ろしかっただろうと同情してしまいました。
しかしながら、鳥をなだめたり、慰めたりする方法は知りませんから、とりあえず頭を何度も撫でて「すまんのー、ウチのバカのせいで、、」と言ってみたのです。
鳥の頭を撫でるというのは、彼等にとって一体どうなんでしょう?
たぶん、何の意味もないでしょーなぁ。
それが証拠に、目を皿のようにした顔が驚きの凄さを語っているように思います、(違うだろ)くちばしの汚れを拭き取り、外に放しました。相当慌てておりました。
3日ほど前、ガガガガ、ザクザクっと妙な音が聞える方を見ると、発泡スチロールの箱の中を仲良く覗き込むパスタとみかん。大体2名が仲良く何かをしているときはロクなことではないのです。
覗き込むと、哀れ捕獲されたアブラゼミの姿。食べちゃまずいだろうから取り上げて「はい、おしまい」とか何とか言って、またもや記念撮影。片手に蝉を持ってシャッターを押すのは大変なのですが、これも世のため猫のため。

「とうちゃん、これ近すぎないか?点目になるって、」

ま、食べたくはないかも

「ちょっとカジってみたい気もするし」

「だから、近すぎるって。あの、もしもしー、なんかザリザリするんだけど。」

蝉は最後の最後に大変な目に。
放っておけばみかんがカジりそうだったので逃がしました。
身を潜ませることに関して、猫は人知の及ばぬ才能を発揮するのです。
野良猫などにとっては生き死にに関わることですから当然です。
ベランダ猫チビが吊り下げ型のエアコンの室外機の上から顔を覗かせたときは驚きました。先ず人が気付く心配はありません。しかし、時々間抜けなことをするのもこいつらです。ある日、部屋にいる筈のみかんの姿が見えないので探していると、、、、、。
笑いました。「イヒヒヒ」

外から持ち帰った新しい袋は要チェック。
見過ごすことは出来ないようなのです。
隠れているつもりかどうかは本人に聞いてみないと分りませんが、頭隠して、、、、。
このまま小一時間ほど此処でお過しになりました。
しかし、××××カメラの派手な袋。これ持って電車に乗るのはあまり嬉しくない。 猫にゃあ関係ないだろうけど。
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04 7/30
いつの間にか日課になった全員集合的外出。外出中のみかんの姿が見えないので、せがまれるままにパスタと駐車場にいると、どこからか「では、私も参加ということで、、。」と、みかんが必ず現れるのです。
どこから様子を窺っているかは未だ不明。猫の散歩など聞いたことがないという方も多いのです。だがしかし、これで聞いたことになるはず、、、。パスタは家に来て2年半、みかんは一年半の間外に出ることはありませんでした。ここに来て外出できるようになったものの、飼い主付きの散歩の方がずっとお気に入りなようで、外からベランダ越しに呼べば、それこそ転がるようにすっ飛んできて一声ニャーッ。

私も使用しているこの駐車場の上はマンション。
ここの大家さんは優しいおばさん。
他人には警戒心の強いパスタもみかんも敵意を見せず、不思議なほど穏やかに接するのです。よほどの猫嫌いでないかぎり、なつかれて不愉快である訳なく、「あら、かわいい」などと言われたりするのです。
家に帰って私は言いました。「お前らサ、何てエの、要領いいって言うか、世渡り上手なア、、、。」「フニャ、、、」
他日、「パスタァ、みかんッ」などと呼ばれておりました。これで、行動範囲に一人の味方を獲得したようなのです。




それで、彼等はノビノビとここで遊ぶことができるようになり、色々なことを試したり、忙しそうです。ある本によれば、猫が遊びたいときにする動作の一つが下のみかん。クルクルと回転しつつこちらの顔色を窺うような素振り。「ああ-、また泥がつくしナア、、、やめれ、。」と何度言っても駄目なのです。

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すっかり慣れ、駐車場内をノシノシと闊歩するみかん。体重も増え(5.8k)塀の上から飛び降りるときにはドスッと音を立て、走り込んで来るときにはドドドドドッという具合。いつもその音を聞いて思い出すのは子供の頃の運動会。父兄参加のリレー。親父連が運動場を走るととんでもなく粗暴な音がして驚いたものです。
ま、パスタとみかんの走りの差はそんな感じです。そんな体格に恵まれたというのに、臆病なのはみかんの方。何やら耳慣れぬ音にビクッとして立ち止まった瞬間、パスタは警戒してキョロキョロ。みかんはと見れば、家に向かって一目散の後ろ姿。

これは、逃げ隠れしているわけではなく、たぶん虫か何かを見つけたときの様子。
木陰はいつも彼等の隠れ場所。外に出るときにくぐり抜けるのはこの山茶花の下。何となく馴染んで見えるのは、紛れもなく自分の庭のせい。彼等の狭い行動範囲の中で重要な位置を占める、まさに拠点なのです。




山茶花が咲き乱れ、やがて散って土が赤く染まる頃、クリスマスが訪れて年越しが迫ります。
ある夏の日のスナップ。名前を呼ぶと面倒くさそうに振り向いた瞬間。
04 12/28
一家総出の散歩は深夜にも及び、深夜2時頃、私が身支度を始めると2名ともソワソワと落ち着きを無くし、ついには走り始めるのです。しかし、普通に写すと右のように全く分からない画像になるのはやむを得ません。
そこで、ある夜フラッシュ撮影を試みてみましたが、あまりにも不審者なので多くは撮れません。
人通りのない時間は安心感があるらしく、とにかくしばらくハシャギ回ります。どうして猫との散歩などになったかと言えば、ある日ゴミ出しに出た私にパスタがついてきたのが始まり。何となく歩いてみたら飛び跳ねながらついてくるのです。
どこまで行けるかと試せば、かなりの所まで行けて驚いたわけです。
パスタがワクワクしている様子は仕草から伝わってきました。
「へえーっ、これじゃ犬と一緒じゃん、フーン」
最初はみかんは不参加。ま、気付かなかっただけ。次からは全回参加。始めの頃は、人や車が通る度に大騒ぎで他家の庭に入り込んで隠れたりして大変でした。
一度怯えるとなかなか落ち着けない猫は、事もあろうにSECOMされた大きな家の扉の中に入り込んで出てこないのです。待っている私はどう見ても不審者。名前を呼べど返事はなし。もし、お巡りさんがクルクル回ってきて不審尋問などをされ、「あの猫が、、、」‥と言えば、「猫の散歩ぉ、、、?旦那さんネ、とりあえず署まで、、、」と言われるのは目に見えているではありませんか。
不審者とならないための工夫はただ一つ。勝手に帰ればいいのです。2匹とも父ちゃんの姿を確認しながら息を潜めているようで、姿が見えなくなると「あ、まずい、置いていかれたかも、、」と焦るようです。
さっさと歩き、一ブロック先の角で待てば、薄暗い夜道にボヤッと2つのかたまりが近付いてくるのが見えるのです。それは不思議な光景でもあります。2匹の猫がピョンピョンと鞠のように跳ねながら全速で近付いてきます。しかし、猫は焦った様子などを気取られることを不名誉に思う性質があるようで、決して足元にすり寄ってきたりはしないのです。
私の横を何食わぬ顔をして通り過ぎ、振り返ってこちらを見上げ、「さ、行こう」ってな顔をするのです。ま、最近は私の姿を確認するや、余裕で「ちょっと寄り道ぃ」ってな横着さも身に付けましたが。
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何か生き物を見つけたときの2名の姿。一緒に探してみても何かは分からないのですが、彼等には確実に何かが見えているようで、固まっています。このような事の果てに、外出のついでに雀を持ってきたり、蝉を持ってきたりするのです。
今回はトンボでした。挙動不審なみかんに「今度は何?」と聞けば、口をアッと開き、フニャフニャと舞い上がったのがこのトンボ。かなりお疲れの様子でした。
トンボはまだしも、蝶々ともなるとこうは行きません。何とか上手にくわえてくるようですけど、蝶々は難しい。子供の頃、蝶々は無傷捕獲難易度が高く、触れば鱗粉が落ちて汚くなり、完全美品収集が困難な忌まわしい奴だったのです。それはみかんとて同じ事。開けた口からフネフネと舞い降りた蝶々はすり切れたティッシュに近いものがありました。

ある日、床の上に白いゴミ。
布切れのようにも見える質感に何気なく手を出して持ち上げてみれば、、こっ、こっ、これがヤモリ。柔らかい手触りもおぞましく、散々叩かれて昇天したヤモリはすぐ捨てられました。
「ぎょえー、何てことをしやがるんだ、、」
いすの周りをウロウロと、みかんが何かを見つけたようだということは知っていましたが、まさかねえ。早く気付いていれば助けることも出来たろうに。
合掌。(写真はありませぬ。しかし、ほぼ90度に体は曲がり、ぐったり、、、ああ、鶴亀鶴亀)

お口直し的、ユリとみかん。

家に多くのものを持ち帰って驚かせてくれるのは大体こいつの仕業。この日も何か見つけた様子に、視線を辿れば新しい猫の姿。

最近姿を見せない外猫達。
チビも母猫も何処でどうしていることやら。この、勝手に「ゾロ」と名付けられた猫は新顔。飼い猫かどうかも定かでなし。仲間入りしたい様子にパチリと3枚ほど。そう言えば、組長もグーもモンクも見かけない。また、寒くなれば空腹な猫が立ち寄るかも知れないと、家には彼等用のレトルト、猫缶、ドライなどが保管されているのです。野良猫などと簡単に言うけど、現実に野良猫などは存在できないのです。人に与えられることなく、彼等自身で食べ物を確保できる術などないように思えるのです。

ゾロを見上げるパスタ。

紅葉も落ち、また新しい年が来ます。パスタとみかんの機嫌を取りつつも、逆に機嫌を取られていたような一年でもありました。
04 12/28